エコ山荘

南アルプス山麓で有機農園とエコ山荘を営むおかみの日記

内閣総理大臣 安倍晋三様 緊急質問です!

内閣総理大臣 安倍晋三様 緊急質問です!

                 
               平成30年8月19日
内閣総理大臣 安倍晋三 様


      「リニア建設工事の公害に苦しむ沿線住民」

1.先週日曜日の午後、安倍総理は以下のようなツィッターを提示しました。

政権交代前、日本を訪れる外国人観光客は年間800万人程度でしたが、ここ5年連続で過去最高を更新し、今年はいよいよ3000万人に迫る勢いです。観光立国を地方創生の起爆剤にしていきたいと思います。」

「私のふるさと山口県長門市にある元乃隅稲成神社は、今日も多くの観光客で賑わっていました。ほんの数年前まで、年間数千人だった観光客は、昨年100万人を超えました。」

安倍総理ご自身が『観光大使』であるかのような自己宣伝と思われますが、その通りであるなら同じ日本国民として山口県長門市民が大変羨ましく、「観光立国を地方創生の起爆剤」にも大いに期待を寄せたいと存じます。

「フランスで最も美しい村協会」の流れを汲む、【日本で最も美しい村】連合の加盟村である南アルプス山麓の当村も、・登山口ルート・四季折々の美しい風景・澄み切った空気・豊富な天然水、・小鳥の鳴き声や渓流の流れ、木の実の落ちる音などの自然音しか聞こえない静寂感という類まれな自然環境に恵まれています。

H13年5月、自然素材で家を新築、民宿を開業し、HPを全国ネットで公開した頃から反響があり、北海道・東北・関東・中部・京阪神・四国・九州まで広範囲から宿泊客が来るようになりました。これは恵まれた自然環境と有機栽培食材によるお料理の提供等、他の観光地に劣らない特色を出しているからです。

ところが、数年前からリニア沿線各地で巨大トンネルの掘削工事に突入後、当村の登山客・観光客もパッタリ途絶えて、この2年間宿泊業の売り上げはゼロに等しい!

「トンネル掘削土を運ぶ大型ダンプが、集落の道路に1日平均1560台、街への連絡道路は1日1,780台通行する」とマスコミで連日報じられ、騒音・振動・粉塵のみならず、これらの大型重量車両に挟まれて通行するのは至難の業と判断し、当地への来村を避けるのは当然であります。
しかも、登山客・観光客の激減よりさらに深刻なのは、住民自身の生活道路をダンプ軍団に奪われ、生活環境・自然環境が破壊され、いつ、どこが水枯れするか分からないという重大な問題に直面しております。どこの市町村であっても、水と道路を奪われれば生活の機能はストップします。
安倍総理、私たちはこれから先どうやってこの地で収入を上げる事が可能なのか、どうやって安全に健やかに生きていく事ができるのか?至急、お教えください!

 この責任は、リニア計画を強行してきた総理ご自身にあります。リニアはこれから沿線自治体に甚大な公害を拡散していくのです!

2.しかも、この超電導リニアとは重大な欠陥、及び深刻な問題点を、素人の住民が研究しただけでも十指以上に上ります。次回はこの深く重い問題の数々と内容について質問させていただきます。

(1) リニアはまだ正式に認可されていない!
(2) リニアはどこまでいっても採算が合わない!
(3) 超電導リニアは全然速くない!
(4) 最大の欠陥、「クエンチ」はどこまでいってもゼロにはできない!
(5) 火災現場では消火活動ができない!
(6) 地震学者の嘆き!
(7) 地質学者の嘆き!
(8) リニアは電磁波の塊!
(9) 沿線自治体の住民に対する生活環境破壊・自然環境破壊!
(10)浜岡原発・柏崎刈谷原発の再稼働はどこまでいっても国民の承諾は得られない!

以上、10項目の重大な問題について沿線住民による指摘は明日以降に掲載します。