エコ山荘

南アルプス山麓で有機農園とエコ山荘を営むおかみの日記

中部電力株式会社本店御中 代表取締役社長 勝野哲 様

 

中部電力株式会社 本店 御中

代表取締役社長 勝野 哲  様

副社長 増田 義則 様

大鹿村役場村長 柳島 貞康 様

総務課職員 北島 泰治 他数名

 

 

                                          「公開質問状」並びに「緊急申入れ書」

 

 当方の宅地内における中部電力飯田支店の電柱に付随する、「騒音を発生させる腕金の即時撤去(※1当方立ち合いの上)と、問題のある腕金を当敷地内に設置し続けている「明確な理由の説明」、「十分な謝罪」、「騒音の発生しない体制」を早急に求める抗議文。

 

                                                                          記

――以下に記す事件の内容は、人の住む処に中部電力の電柱と腕金が存在する限り、何時でも、何処でも、誰でもが被害に遭う可能性がある悪質極まりない事件です—

 

 昨年末頃より当方の住宅内外において、「ウ~ウ~ウ~ウ~」という鈍い低音が発生するようになった。音の正体が全く判らないまま次第に騒音が高まり、ついには「ドドドドドド」「ゴーゴーゴーゴー」という威圧的な音に変化し、その後「グヮン・グヮン・グヮン・グヮン」という凄まじい騒音を発生するようになった!

 

騒音には高低差があり、夜間が一番ひどく、特に休日の前夜から休日明けに掛けて高くなる傾向がある。「グヮン・グヮン・グヮン・グヮン」という騒音が高まると、寝室の廊下を挟んだ「アルミサッシのガラス面」が「ビリビリビリビリッ」と小刻みに鋭く振動する!

 

たまりかねて掛布団を2枚・3枚掛けて寝床に潜り込み、汗だくで布団を頭から被っても全く効果が無い!布団という物体を完全に通過してしまう騒音である事が判った。

 

たまりかねて毎晩、役場の宿直の職員に必死に訴えてもらち開かず、警察にも訴え、次は夜中に村長の家へ直談判に行き、「なぜ、こういう騒音が発生するのか?直ぐ拙宅へ来て確認して欲しい!」と訴えた。すると翌日から2日間と、3日目の午前中までは全く騒音が消えた!まるで生き還ったような気分だった。

 

ところが、3日目の午後から再び「ゴゴゴゴゴゴゴゴ」という鈍痛のような騒音が出始め、やがて、「グォン・グォン・グォン・グォン」という地獄から湧き出るような轟音が発生し始めた!こうなると怒りというより、発狂する一歩手前まで追い詰められる!轟音に苛まれる事態とは実に恐ろしい!何をするのか、自分で自分が分らなくなる!

 

瞬間的に「刃物を持って戸外に飛び出そうか!」と思い詰め、ハッとなった!それでは「被害を受けている自分自身が犯罪者になりかねない!」「自分が刑務所に入れられる!」と冷静に戻った時、騒音の度が過ぎると時に人の神経を狂わせ、場合によっては凶器にもなり得るという事を生まれて初めて体験した!この恐ろしい瞬間から冷静を取り戻し、まず、我が家に降りかかったこの強烈な騒音の実態について、冷静に検討をし始めた。

 

――まず、騒音の発生は、いつ頃から始まったのか?昨年末頃か?

――この騒音はどこから発生するのか?後日【電柱の腕金】から発生している事が判った。

――その理由は=自宅周辺をただ平面的に調べるだけでは何回やって出所が判らない!騒音が大きいほど広範囲に広がり、どこが原因なのかさっぱり分からない。

そこで、地域の高い所に設置されている浄水場まで登って行き、僅かに騒音は聞き取れたが、坂道をどんどん下へ降りてきた結果、下へ降りれば降りる程次第に騒音が大きくなり、結局、我が家の庭が最も騒音が高い事に気づいた!

 

しかも、庭の入り口に立っている中電の電柱自体が騒音で唸っており、発生源である事が判明した!さらに一番の発生源は、電柱の一番上に新たに設置された2本の横棒【腕金】から、「グヮン、グヮン、グヮン、グヮン」という物凄い音量で発生している実態を、「自分の目と耳」ではっきりと確認する事ができた!

 

この【腕金】という物体はいつ頃設置されたのか?最初から在った訳ではない!当方の知らない間に中電が黙って設置したらしい。なぜ?電柱は中電のものであっても、場所は拙宅の敷地内に在り、そこに出入りする以上、中電の顧客である家主に断りを入れるのが当然ではないのか?

 

さらにその腕金の角度が、隣地(多田家の元田圃で現在は鬱蒼とした林となっている)に向けた角度で設置されているため、「なぜ?無人の林から騒音が鳴り響くのか?」不思議で、不気味でならなかった!隣地の地主に何度か問い合わせようとしたが、自宅が離れており、高齢のひとり暮らしのため余計な心配を掛ける事は遠慮した。

 

――平成12年末に当方が二世帯住宅を新築して以降、ずっと腕金は存在せず、最近、昨年末頃に設置されたものと思われる。「う~う~う~う~」という低騒音はその頃から始まったと記憶している。上述した通り、当方の敷地内に入って工事をする以上、どういう理由で腕金を設置するのかを事前に電話で連絡し、「何月何日何時頃に伺います。」と一言連絡すべきではないのか?

 

なぜ、その連絡を省いて、家主に一言の連絡もなく黙って腕金を設置したのか?その連絡が無かったために、当方はその腕金から発せられる凄まじいばかりの騒音で、この一年間は発狂しそうなほど苦しんで、連日、苦しみ抜いた!

 

中部電力の社員は、こういう重大な連絡をせずにこっそりと拙宅の敷地内に入り込み、黙って【音の出る腕金】を設置した。もし、その際、腕金を設置する理由を事前に説明されていれば、当方は一年間もの長きに亘って騒音に翻弄される必要は無かった!

 

そこで近所の地域一帯を可能な限り丁寧に調べて回ったが、当地域においては音の出る腕金など一軒も無かった。無くて当然!実際に存在すればとっくに大騒ぎになっていたと思われる。

半年以上も前から、当方が何度も何度も役場に訴え、村長にも実際に拙宅迄二度も来て貰っているにも拘らず、「私には何も聞こえません!」と嘯いてさっさと帰宅してしまう?

「聞こえない」事が真実であるなら、訴えの理由について役場としては当然調べるべきではないのか?それが地元自治体としての役割である筈!

 

夜間に役場の宿直宛に連日「騒音のSOS」を発信している事は聞いている筈!なぜ、同じ家から何度も「騒音のSOS」が発信されるのか、役場としてきちんと調べるべきではないのか?まともな役場ならそうする筈です。

 

然し大鹿村役場の総務課と、中部電力(株)とが共謀し、作為的に当方の生活環境破壊と人権侵害を目的として、昨年末頃から計画的に【音の出る腕金】を設置したのであれば、全く事情は違ってくる!極めて公共性の高い電柱の腕金から連日騒音が発生するとは、誰も常識では考えられない!

 

10月1日に当方からの訴えで来てくれた、中電飯田支店の「田桐 亮社員」は、まず、車を降りてから庭の中央に佇み、「確かに音がしてます。」と答え、すぐ内玄関に佇んで、「ここでも音がしてる」と言い、玄関を上がってキッチンの方へ移動し、「ここでも音がしてますね」と言い、次はリビングに移動し、「ここでも音がしてます」と、計4か所で騒音を明確に確認して帰った(彼は紙にメモしていた)。

 

それから数日後、次は中電の中年男性が2名来て、ザーザー降りの中、頭から雨合羽を羽織っていたのに、「あ、やはり、音がしますね?」と言い、後で車から降りてきた社員も「確かに、音がしてる!」と言った。

 

ところが、その後とんでもない事が起こった!大鹿村役場総務課の北島泰治職員が、当方が頼みもしないのに、「浮島家の騒音問題で会合を持つ」と連絡が入り、10月24日、まず、北島職員は前述の中部電力の中年男性社員2名(一名は保坂氏、もう1名は名乗らず)と、殆どこの件には無関係の飯田ケーブルテレビから1名、NTT社員も1名集めて会議らしい体裁をつくり、なんとも驚いた事に、その席で中電の保坂氏は、「雨天の日に聞こえた音は、実は浄化槽のブロアの音だった」と話をひっくり返してしまった!

 

浄化槽のブロァの音とは、腰をかがめて耳に手を当てないと聞こえないほど低い音であり、大雨のザーザー降りの中で、1m以上も離れたら聞こえる筈がない!

 

さらにもう1名の社員も、「僕も聞こえたのはブロアの音です」と言い、驚いたことに、10月1日にやって来て、計4か所で音を確認して帰った田桐亮社員は、『何も音など聞こえなかった』と会社で報告している」と、全く真実の話をひっくり返してしまった!

 

中部電力という会社は、「役場職員の意向ならどんな嘘でもついて、責任逃れをせよ」と、卑劣な社員教育をされているのか?ぜひ、ここで伺いたい。

 

(※2)事前に役場総務課の北島職員が拙宅に来た時、なぜか?ブロワの傍に屈んで耳に手を当て、じっと聞いている姿を視て不思議だった事を思い出した。)

 

当方の主張は、全ての部屋の天井から同程度の音量で「グヮン・グヮン・グヮン」「ゴーゴーゴーゴー」「ドドドドドド」という、頭上から押さえつけられるような威圧感の在る騒音が響き渡り、まともに睡眠も取れない事を訴え続けてきた!実際に天井裏の配電の様子も彼らは全員点検している筈!その件と、戸外の浄化槽のブロワの音と一体どういう関連性が在るのか? 余りにも途方もない説で馬鹿にされているとしか受け取れない!

 

大企業の社員を操る大鹿村役場職員の反社会的な行動と、小さな村役場であっても行政職員には簡単に迎合してしまう企業側の人間性につくづく呆れると同時に、心底失望している。「中部電力とはこうも悪質な会社であったのか!」と、夜、勤め先から帰宅した夫に報告し、「中電も中電なら、役場も役場だ!」と、嘆かわしいだけではなく、「このような真っ赤な嘘が罷り通るのであれば、何も信じられなくなる!」と、夫婦で憤慨し、いまでも怒りが治まりません!

 

「昨年末頃から聞こえていた騒音を連日連夜発生させて、次第に音量を上げ、耐えられない程の轟音による追い出し作戦を計画する」という、極めて悪質な役場の依頼を受けて(多分)、中部電力飯田支店が、家主の知らない間に音の出る腕金を設置したのであれば、これは間違いなく犯罪としか言いようがありません!

 

この騒音発生を可能にする【腕金】という物体は、新築当時は設置されていなかった筈。という事は、昨年末頃から計画的に仕組まれた悪事であって、当方の庭の一角に在る電柱の一番上に「音の出る腕金が設置された」事からこの悲劇が始まった!この腕金という器具は、本来音が発生しないのが普通であるのに、ネット上で検索した結果、‷音の出る腕金‴として、別途、販売されている事も判った。

 

以上の理由から、大鹿村役場 柳島貞康村長及び、北島泰治職員をはじめ総務課職員数名、中部電力(株)飯田支店代表者、保坂氏と「氏名を名乗らない社員1名」の責任において、どうしてこれ程悪質な暴挙を続けるのか?「明確な理由の説明」と、「当方の立合いの上で即刻、騒音の無い体制への切り替え」、約一年間に亘る騒音被害により、「作為的に重大な生活権の侵害により、当方を翻弄し続けた事に対する十分な謝罪」を要求します!

 

【注】(※1)

  1. 音の出る腕金を取り外す際は、夫と二人で確認するため、独断で取り外さず必ず日時を連絡の上、当方の合意のもとで外す事(希望は、12月24日、午後2時)。
  2. 取り外した腕金は、型番・記号等の提示と確認の上で、写真撮影を許可すること。
  3. 今後も当方の電柱に腕金が必要であるならば、その説明と腕金を提示、写真撮影を許可し、二度と悪質極まりない事件を起こさないよう、問題の無い腕金の設置を要求します!