エコ山荘

南アルプス山麓で有機農園とエコ山荘を営むおかみの日記

リニアは、一体だれのために走るのか?

 

      ~リニア建設工事現場から~

太田前国交大臣は、『1,390万の東京都民と880万の大阪府民を、瞬時に行き交うことを可能にするために超電導リニアを通す』と説明した!然し、JR東海の工事計画は全くそれとは噛み合っていないのではないか?

第一期工事が2027年に開通し、その後10年間は工事を休むのだという!そして2036年に第二期工事に着工し、2045年に完成させるという。これ程長大な時間を掛けて完成しても、果たしてリニアが必要とされるのか?まず、大阪府民のリニアに対する期待感を2045年まで持続できるのか?

今後10年間、世界各国が温暖化を阻止できなかった場合、灼熱の未来が待っている事は間違いない!そうなれば飛行機並みの温室効果ガスを発生させるリニアは到底世界に受け入れられるとは考えにくい。結局、JR東海超電導リニアの第二期工事を中止せざるを得ないのではないか?

寧ろリニアは、初めから第一期工事だけの実験線的な計画ではなかったのか?そうであればリニアとは、品川駅~名古屋駅までの部分的な乗物で終わってしまうのでは?そうすると東京で乗換え、名古屋で乗換え、大深度地下との上下動と、不便さばかりが目立つリニアは次第に敬遠される事が想定される!

そもそもリニアとは、初めから世界に売り出すための実験線ではなかったのか?然しJR東海は、確実に地球温暖化が迫ってきている事実を予想できなかったのか?既にリニアは時代遅れであり、如何にして加速する地球温暖化を食い止めるか全世界が必死に取組んでいるとき、もはや超電導リニアに未来はない!