エコ山荘

南アルプス山麓で有機農園とエコ山荘を営むおかみの日記

安倍総理大臣に対する公開質問状-3

 

1 安倍総理大臣に対する公開質問状-3

 

2 リニア計画諸問題の重大性を無視し、未だ部外者の立場を執る

与野党各党代表者に対する公開質問状

 

――安倍政権の最大の欠点は、「どこまで行っても採算が合わない(JR東海山田前社長)」リニアを、どこまで行っても「クエンチの発生」という最大の欠陥を止められない、【安全性未確認の公共乗物】を、莫大な国民負担を覚悟の上で強行させている事です!こんな無責任な首相がどこにいるのか?――

 

「リニアは一体誰のために走るのか?」多くの国民は殆ど関心がない。必要性不確かなリニアを、莫大な投資と膨大な電力を使い、沿線の自然大破壊・住民の生活大破壊・大規模な街並み破壊・南アルプス大崩落の危険性等を承知の上で、強引に推進する理由を即刻説明し、沿線住民への対応策を克明に提示していただきたい!

 JR東海は、沿線住民への理解可能な丁寧な説明を一切果たさず、行政側は住民に質問すらさせず、積極的に質問を妨害するという、悪質極まりない強行策を執っています。     沿線住民はリニア工事による全ての負担の受け入れを拒否します!

 

              【リニア計画の広範囲かつ、長期に及ぶ大規模破壊工事により、安住できない境遇に追い込まれている沿線住民】

 

以下、「安倍総理に対する公開質問」(7月20日~21日分)

1.リニア計画は未だに正式な認可を受けていません。超電導磁気浮上式リニアという乗物を認可する法律は我が国に存在しません。ドイツのように「リニア特別法」等、独立した法律を制定しない理由を、安倍総理は全国民に対して即刻説明する義務があります。

 

2.JR東海の初代担当山田佳臣社長は、「リニアはどこまでいっても採算が合わない」と公表した。この採算性の欠落した事業計画に対し、安倍総理はどれだけの国費を投入する予定なのか?全国民に対して即刻説明する義務があります。安倍総理の責任ある回答を求めます。

 

3.超電導磁気浮上式リニアとは、様々な欠点及び、重大な欠陥を抱えております。その最たる欠陥は「クエンチの発生」です。何らかの要因により「突然、超電導が切れる!」という欠陥だそうです。以下に、単刀直入に質問致します。

 ①時速500キロで宙を飛ぶ超電導が突然切れた場合、人体にどのような衝撃を与えるのか?瞬間的にめまいがしたり、気絶するなどの衝撃はないのか?

 ②JR東海は、「超電導が切れたら、即、常電動に切り替わる」との説明です。常電動とは何か?全国民に説明するべき!

③常電動に切り替わった場合、元に戻る迄どの程度の時間を要するのか?掛った時間によっては「鉄道新幹線を利用した方が早かった」という事になる。

安倍総理、このクエンチの発生は重大な欠陥です!どの程度の頻度で発生するのか?年間1回以上?複数回発生すれば、リニアの乗客が急激に減少する事を覚悟すべきです!

リニアとは日本国民にとって未知の乗り物です!企業は隠したがらず事前に十分な説明が必要です。選ぶ権利は国民に在り、安倍総理に押し付ける権利はありません!

 

4.リニアは全然速くない!「リニアは東京から大阪まで時速500キロで走る!」と

前太田国交大臣は国民を欺きながら認可した。大嘘つきです!

  1. 超電導リニアは鉄道新幹線と連結できないため、東京駅にも大阪駅にも乗入れできない!リニアは品川駅から奈良駅までしか走らない!
  2. 普通、どこからどこまでと説明する場合は、東京・大阪といった都・府全体を意味する言葉ではなく、東京駅・大阪駅と駅名を断定すべき!国民は見事に騙された!
  3. 乗客は東京駅で下車し、品川行きに乗換え、品川駅でエレベーターに乗換え、品川の大深度地下駅で降りる。
  4. 品川の大深度地下駅では金属探知機で身体・手荷物を検査され、異常が無ければやっとリニアに乗車できる。大阪駅でも奈良駅まで同様の乗換えと手続き・時間が必要!

という事は、「時速500キロ」という速さだけが謳い文句のリニアは、実際に鉄道新幹線と比較すれば、イ)「車体の浮上から車体の停止迄」が時速500キロの速さでであって、ロ)「東京駅・大阪駅から品川駅・奈良駅までの乗換え」と、ハ)「地上駅から大深度地下駅までの上下移動の時間」、ニ)及び「金属探知機による検査時間」を合わせれば、【時速500キロ】という謳い文句は殆ど相殺され、【リニアは決して速くない】、むしろ「乗り換え・上下移動などが何らかの事情で上手くいかなかった場合」は逆に遅くなるか、疲労感だけが付きまとい、リニアの利用者は急速に減少することが十分考えられます。

 

5.安倍総理、このような検証不十分の無駄な乗物のために、沿線の自然大破壊・住民の生活大破壊・大規模な街並み破壊・南アルプス大崩落の危険性を承知の上で強行する事に対して、即刻、中止することを要求します。