エコ山荘

南アルプス山麓で有機農園とエコ山荘を営むおかみの日記

千賀ノ浦親方の資質が問われる問題!

 

2019.1.23送信

内閣府公益認定等委員会御中」

日本相撲協会所属 千賀ノ浦部屋による、2月2日(国技館)で実行される「貴ノ岩関(28歳)の断髪式」は急遽、中止させて下さい!貴ノ岩関の断髪式は首切り(斬首)に等しい!

 

貴ノ岩関が相撲協会を辞めねばならない理由とは、元を糺せば、相撲協会側が元貴乃花部屋に対し「どの一門にも属さない部屋は即刻、取り潰す!」と脅迫し、貴乃花部屋を強引に消滅させた事が原因である。

 

相撲協会理事会の横暴によって、貴乃花部屋が急遽、消滅してしまったため、元貴乃花親方は古くから馴染みのある千賀ノ浦部屋の親方に、約10名の弟子を、急遽、引き渡してしまった事に要因がある。

 

人権擁護の観点から言えば、約10名前後の弟子はそれぞれ意思を持った人間であり、感情もある。弟子の思惑など全く無視して突然、他の部屋へ移してしまったため、28歳の貴ノ岩関は若い力士ほど簡単には新親方に馴染めなかったのではないのか?

 

そういう鬱積した気持が背景にあり、付け人に何度頼んでも風邪薬を買ってこないので理由を聞いたら、言い訳ばかり繰り返すのでカッとなって殴ったと言っている。どの部屋にでもありがちな事なのに、マスコミに大げさな暴力行為として流すべきではない。

単なる喧嘩と暴力の違いを親方自身がしっかり区別するべき!

 

相撲協会の暴挙によって、貴乃花部屋の消滅という問題が起こらなければ、貴ノ岩関と付け人のいわゆる兄弟喧嘩も発生しなかった筈。この問題の責任は、貴乃花部屋を強引に消滅させた相撲協会が取るべきであり、二人の親方も相撲協会の暴挙と闘わず、修業中の力士にリスクを負わせるという事は親方の力不足が原因と言われても仕方がない。

 

実際に裁かれるべきは日本相撲協会のガバナンスの問題であり、このまま放置されては何度でも事件発生を繰り返す事になる。

 

確認されるべきは、断髪式は貴ノ岩関本人の思いつめた決心であるのか?既に、就職先が決定しているのか?貴ノ岩関ファンとしては、格闘技などに身を落として欲しくない! 

 

千賀ノ浦部屋に戻りにくいのであれば、新しく出発する「荒磯親方」(元横綱稀勢の里)」が、これから「一生懸命相撲に取り組む力士」「怪我をしない力士を育てたい」と発表している。まさに貴ノ岩関にとってぴったりの条件であり、新親方の下で、大関横綱をめざして頑張って欲しい。