エコ山荘

南アルプス山麓で有機農園とエコ山荘を営むおかみの日記

<超電導リニアを裸にする!>

 

 

静かで穏やかで山里は、いま、グヮン・グヮン・グヮン・ゴ-ゴーゴーゴー・ドドドドドッ!と凄まじいトンネル工事の音に一日中脅かされ、「煩さ~い!」と絶叫したくなる!耳栓しても効果なし!夜はすっぽり布団を被って寝ても、頭から圧するような轟音は効果ない!

 

そこで昨夜、村長の家に直談判しに行った!居留守を使う恐れがあるので夕食時を狙った!挨拶もせずに直球で切り出す!「これ程の騒音公害には到底堪えられるわけがない!」

「今すぐ工事を止めてっ!」…。暫く待っても返事が無い。

 

想定内のことなので、当方の要求を切り出した!「当方が居住している住宅を、村長の住んでいる静かな地域に一日も早く移動して!」と…。条件としては陽当たりが良く、見晴らしも良く、ちょっとした野菜畑が出来る処!(現在の条件)

 

なぜ住宅を移動しなければならないのか理由を説明した。アレルギー症のため、自然素材をほぼ100%苦労して集めて建てた住宅である事。もう一度同じ事を実行するのは到底ムリであることを伝えた…。やはり返事がない!やむなく「住宅を移動することが無理であるなら、そこそこの空き家を探してくれれば、私自身が騒音公害の現地から逃げ出す!」と条件を緩和した。日曜日ごとに戻ればいいのだからと。

 

やっと重い口を開いて「無理だ!」と一言。「なんで?」と聞くと、「この地区にはもう空き家は無い!」とにべもない返事。(は~ん!情報通の人は早くから察知して逃げ出し、移住していたのかも…)と思った。

 

乳幼児や小学生を抱えている住民を先頭に、当村から出て行った住民はかなりいるような情報はチラチラ聞いてはいたが、村を出たくない人はさっさと隣の地域に移っていたのかも…。それでも「とにかくお願いします!」と言いおいて帰宅した。

 

そもそも住民がなぜこれ程の責め苦を負わなければならないのか?結局はそこに戻る。

「リニアなど地元の県知事・市町村長をはじめ、東京に憧れる世代は便利になると喜んでいるけれども、JR東海が見込んでいる1,390万の東京都民及び880万の大阪府民からはそれ程熱望する声など殆ど聞こえてこない。むしろ忘れられている様子!?

 

当時の太田国交大臣は、この二つの大都市住民の移動が瞬時に可能になると喜んでアピールしたのではなかったのか?然し、都民は冷めている!「安全性が確認できない異様な乗り物」でなくとも、現在の鉄道新幹線で十分なのだ…。そう!リニアとは安全性が確認できないだけでなく、実に様々な欠陥・欠点を抱えている!これから超電導リニアを裸にする!